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会社に行くのが辛くて逃げるように辞めてしまった、なんとなく長く働けそうかなと思って、名前を知っている大企業の事務職で働いていたけれど、合わずに辞めてしまったなど、望む・望まないに限らず仕事を退職する理由は人の数だけあると思います

しかし転職を繰り返すことで、自分は社会不適合者なのかもしれないとか、我慢が足りないのかもしれないと、どんどん自信を無くしている方もいるように感じられます。

私は、まだまだ日本では、転職回数が多いと、否定的に見られることが多いように思います。この記事では、厚生労働省作成の『令和2年転職者実態調査の概況』を読み解きながら転職回数が多いことは悪いことなのか、について考察を書いていきたいと思います。

転職市場について

1.転職理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

まずは自己都合で転職をする人の中から、どのような理由で転職をする人がいるのかを見ていきましょう。今回は資料を基に、グラフを作成してみました。

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筆者作成(横軸は自己都合離職者の離職理由に占める割合を表示|単位:%)

本グラフによると、上位の転職理由はこちらとなります。

1位「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」 28.2%
2位「満足のいく仕事内容でなかったから」 26.0%、
3位「賃金が低かったから」23.8%

男女別にみると、男性は「満足のいく仕事内容でなかったから」が 28.4%、女性は「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」が 28.1%と、それぞれ最も高くなっています。また女性の2位には「人間関係がうまくいかなかったから」が25.4%(男性21.1%)と性別から転職理由の差異が出ている現状が見受けられました。女性の場合、仕事内容よりもライフスタイルに応じた働き方ができること(例えば、あまり気を遣わずに時短勤務ができる、周りに育児休暇や介護休暇を取られている方がいる、残業が少ないなど)が優先されているのかもしれません。

また、こちらのグラフには記載しておりませんが、30代前半の転職理由については性別関係なく「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」が 36.7%と、30代前半で結婚、出産などに伴うライフプランの変化による転職があるのではないかと読み取れました

次に、転職理由を大きく以下の3つの要素に分けてみました。

こちらも資料を基に、図表化しています。

まず、転職理由をポジティブな要素によるものと、そうではない(不可抗力的な)要素によるものとに分類をしてみました。それが以下の表です。

ポジティブ要素自分ではどうしようもできない要素その他他に良い仕事があったため満足のいく仕事内容でない色々な会社で経験を積みたい能力・実績が評価されない賃金が低い労働条件(賃金以外)が良くない安全衛生等の職場環境が良くない人間関係がうまくいかなかった雇用が不安定会社の将来に不安結婚・出産・育児のため介護・看護のため病気・怪我のため家族の転勤・転居のため筆者作成(「その他」は詳細不明だが資料内に数値あり)

次に、分類したものをグラフ化し、転職理由の内訳を示したものが以下のグラフです。

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筆者作成

「他に良い仕事があったため」「色々な会社で経験を積みたい」というポジティブ要素もあるものの、約8割が自分ではどうしようもない要素にによる離職となっています。例えば、営業職で目標を達成する為に頑張っていたけれど、限界が来てしまった人、ある日突然病気になり、今までと同じような働き方ができなくなった為、仕方なく転職を考える方もいるでしょう。

また、目標を持って入社したものの「頑張っているのに評価されない」、「思っていた以上に残業だらけである」など、働いた結果思ったような会社ではなかったと思う人もいるかもしれません。

2.どのくらいのスパンで転職する人が多いのでしょうか?

次にどのくらいのスパンで転職をされているのかを見ていきましょう。

以下に、転職前の直前の勤め先の通算勤務期間のデータを参照します。

期間 6ヶ月未満 6ヶ月~1年未満 1年~2年未満 2年~5年未満 5年~10年未満 10年以上 不明
総数 7.8 9.9 17.1 26.9 17.7 19.7 0.8
6.7 8 16.6 25.7 16 26.6 0.4
9.3 12.6 17.8 28.6 20.1 10.3 1.3

筆者作成(直前の勤め先の通算勤務期間を表示|単位:%)

令和2年 10 月1日現在で、転職者の直前の勤め先の通算勤務期間をみると、「2年以上5年未満」が 26.9%、「10 年以上」が 19.7%、「5年以上 10 年未満」が 17.7%となっています。10 年未満の全ての階級で、女性が男性より割合が高くなっており、性別による傾向が顕著に表れる結果となっています。私見となりますが、「配偶者の転勤に帯同するため、転職せざるを得なかった」「家庭の事情で転勤を伴う辞令を受入れられなかった」などがもしかするとあるのかもしれませんね。

また、入社~5年未満で転職された方の割合は総数で61.7%、男性57%、女性68.3%となんとなく思っている以上に、実際のところ皆さん転職されているのではないでしょうか?

まとめ

転職回数が多くても、自信をなくさないでくださいね!

統計データ「令和2年転職者実態調査の概況」の数字を見ると、転職回数だけでは、一人ひとりの仕事のスキルや人柄は分からないと読み解けたのではないでしょうか。

お一人おひとりのスキルや人柄の問題ではなく、事前に調べても限界がある職場の人間関係など、予期せぬ要因で退職された人も多いかと思います。

転職回数の数ではなく、今までどんな仕事をしてきたのか、どんな人生を送ってきたのかを語れることや、どんな仕事をしてどんな生活を送っていきたいのか? ライフステージに変化があったときにどうするのか? などを考えてみるのが重要なのではないでしょうか?

次の記事では、闇雲に転職を繰り返してしまうジョブホッパーと、転職ごとにステップアップしている方を比較し、どのように過ごすと今より充実して働いていけるのかを検証していきます。

社会情勢や会社が変化するのを待ったり、あきらめることは簡単ですが、今より良い人生を送る為に「自分ができること」から始めてみませんか?

この特集が少しでもお役に立てると嬉しいです。